（７７）スリ・ヤントラ型のクロップ・サークル
リチャード・ダネリーによる最後のメモ
我々の現代社会においての経験で、謎に包まれていながら最も意味深い異常な現象の１つは「クロップ・サークル」である。専門的な個々人によってこの現象は莫大な量の研究が成されていて、我々は確信を持ってそれらのクロップ・サークルが一体何なのかを語る事ができるのだが、それらの現象は我々のいかなる通常の意味の「常識」というものとも、またジョーク好きの者のいたずらと見なす事とも完全には合致しない。
もしあなたがクロップ・サークル現象の基本的事実に気づいていないならば、私はそれらを調べた全ての植物学者の興味をそそる、「本物の」クロップ・サークルの部分である植物が見せる特異性について話す事にしよう。これらの植物を寝かせ倒す技術は、主なクロップ・サークルの研究者と共に調査したいかなる科学者も説明する事ができない。
私が知っている全てのクロップ・サークル研究者は、これらのデザインが、我々の社会が馴染んでいるどんなものよりも、確実に進化した技術の持ち主とのコミュニケーションのための、特有の形であると感じている。多くのクロップ・サークル研究者はまた、これらのデザインは地球外生命体からのコミュニケーションの現れではないかとも考えている。しかしながら、これらの形態は「スターウォーズ計画」の技術のせいであり、世界政府が社会的集団意識の実験をしているのではないかという推測もある。
私は個人的に、クロップ・サークルは遠く離れた知的存在の進化した形のコミュニケーションの現れであり、これらのデザインは地球外生命体による悪い精神的ショックを与える事なく、だんだんと受け入れられる事ができるよう、接近遭遇のレベルが社会に馴染んでいくための、彼らのコミュニケーション手段の表現方法ではないだろうかと感じている。
クロップ・サークルはアメリカ合衆国を含む多数の国に現れており、ここ数年は毎年そのデザインが複雑になってきている。これらの出来事全ての中で最も謎の多い事の１つは、インドやチベットのヨガと神秘主義の学校で用いられている、全ての力のシンボルの中で持っとも重要なもの──スリ・ヤントラ──が出現したという事である。
１９９０年９月１４日、合衆国のマスコミは、オレゴン州バーンの南東７０マイルにあるスティーンズ山の東に位置するミッキー盆地の、干上がった湖床で発見された巨大なスリ・ヤントラ図形についてのニュースを報道した。数日後、アイオワからの男の集団が、この湖床に描かれた１／４マイルの大きさを持つデザインを刻み込む責任を負ってやって来た。
私自身も含む多くの人はこのニュースの説明に満足した。しかし抜かりないオレゴン州の住民であり、退職した大気圏科学の博士ジェイムス・ディアドルフは、この巨大な大地彫刻の制作者として責任がある依頼者が、この実際のイベントに相互協力するために現れはしなかったという事実に気が付いた。
彼らの主張を論駁するのに用いられる最も明白な事の１つは、彼らは１９９０年の７月３１日から８月９日の間の日の射している時間中に、この作業を実行するように要求したという事実である。オレゴンのこの時期は１年で最も暑い時期であり、日中の湖床の温度はたやすく華氏１１０度（※訳注：約４３.３゜Ｃ）になる。
私はかつてこのような暑さの中で働かねばらならい不運に陥ったことがあるのだが、それはとても苛酷な状況で、時には胃を殴られたような肉体的苦痛を引き起こすケースもあるという事を、私は保証する。ある者は自問するだろう。「一体誰がこのような事を自ら望んでするのだろう？」とか「なぜ我々は好きこのんで自分たちの休日を、砂漠の中で暑さに窒息しそうになりながら、１０日間もテントの中で過ごそうとしているのだろう？」などと｡
この事実を超えて、このように大きいスケールのデザインを創造する事は、天候にもかかわらず、４人の男にとって記念すべき任務である。この湖床の乾いた泥は堅く、また造園用耕作機で１３マイル以上も手書きしながら溝を掘る作業は、決してピクニックなどではない。それで私たちは彼らがそのように働く事の動機は何だったのかと自問せざるをえない。
彼らの「告白」によれば、彼らはスリ・ヤントラが偉大なる美のシンボルである事を主張するが、しかしこの事以外に彼らは、このデザインの真の重要性を明らかには言及していない。もし彼らが自らの意志でこの大地の彫刻を創るためにこのように極端な所へ行くのであれば、彼らは少なくともそのパワーシンボルとしての意義について何か知っているだろうし、その事について何か打ち明ける事だろう。
もし彼らがそのスリ・ヤントラを創ったのでなければ、この事で一体何が彼らの仕事の動機だったのかと、我々は自らに問わねばならない。悪ふざけだったのだろうか？自分たちがこのデザインを描いているところをビデオ撮影するために、自らの有意義な時間を割いて数百マイルも車を運転して来るなどと言う事があり得るだろうか？または政府の誰かが、この現象の意味から注意をそらすために、彼らをそこに連れていったのだろうか？
もしこのデザインが、進歩した知性によって大地に刻み込まれたものであるならば、一体何の目的で？と我々は自問しなくてはならない。この惑星への調律だろうか？形而上学に興味を持っている人たちへのシグナルだろうか？この出現は我々のマカバ技術の発見と何か関係があるのだろうか？
もしあなたがさらにこの出来事を学ぶ事に興味があるならば、私は『ＵＦＯマガジン』のVol.６のNo.３の在庫を、下記住所に注文する事をお勧めする。
California UFO, 1800 Robertsn Blev. Box 355, Los Angeles Ca.90035
スリ･ヤントラの象形文字の写真,ジェイムス･ディアドルフとＵＦＯマガジンの好意で。スリ・ヤントラ型のクロップ・サークル
