（４４）全てのボルテクス形態の根源的エネルギーパターンとしてのフィボナッチ数列と黄金比
フィボナッチ数列の螺旋と黄金比の螺旋は互いにほとんど同一のものである。黄金比の対角線に存在する差異は、実際のところ(５の平方根の長方形が有する)１：６１８の比であり、一方フィボナッチの長方形は単純な基本的正方形から始まる単純な足し合わせからなっている。フィボナッチ数列は全ての数を用いる黄金比を、自然の形のまま生み出している。
レオナルド・フィボナッチは１３世紀の数学者である。フィボナッチ数列は全ての数を記述し、黄金比は１．６１８…で記述される。この数の連続は神聖幾何学と伝統的な幾何学双方にとって、最も重要な概念のひとつである。
この数列は普通、有機体の成長パターンに見られる。これゆえに我々は５芒星形と生命の間の、もうひとつの直接的な関係を見る事ができる。５芒星の全ての線分は正確に黄金比になっている。
この数列は１＋１から始まる単純な足し算によってなっている。
１＋１＝２；１＋２＝３；２＋３＝５；３＋５＝８；５＋８＝１３；８＋１３＝２１；１３＋２１＝３４；２１＋３４＝５５；３４＋５５＝８９；５５＋８９＝１４４，等々無限に続く。(１４４はこの数列の１２番目の数である。)
黄金比とフィボナッチ数列の関係は割り算によって示される。以下の例の続きで、もっと上の数で、より１．６１８に近づいていく事を確かめてほしい。
１／１＝１；２／１＝２；３／２＝１．５；５／３＝１．６６６；８／５＝１．６；１３／８＝１．６２５；２１／１３＝１．６１５
フィボナッチ数列によって生み出される幾何学的な形式の中に、多大な象徴を読み取る事はたやすい。特に最初の３つの働きは
１＝統一、２＝２元性、３＝三身一体
これにさらに我々はベシカ・パイシスがこれらの正方形に完全に重なる事ができるという事を付け加える事ができ、それゆえにこの３つの聖なる根は最初からこの形態の中に存在していたという事を示す事ができる。ピタゴラスは正方形は「自然の鍵」であるといっている。これは宇宙のボルテクスの根本である。
音 楽 的 調 和 の 比 率
『５度』２:３は５芒星の３角形の側面と対応しており､その近似は２:３の比率である。２÷３＝０．６６６
『４度』３:４は５角形の中の３角形と対応している。３÷４＝０．７５
『倍音』１:２は２つの正方形から成る長方形の対角線に対応しておりその値は２．２３６
で√５ である。
５度は完全なる黄金比φ、１．６１８…に極似している。
黒鍵と白鍵は音楽的調和の比を表している。
８つの白鍵と５つの黒鍵がある。８：５＝１．６ ６：８＝０．６２５
黒鍵は２と３のグループの中にある。２：３：５：８の数列はフィボナッチ数列の部分である。それらすべての比は１．６１８であるφに近づいて行く。
これらの次元と調和の値は近似の値であり、それはピアノには完全な調律というものがありえないという事を思い出させる。不一致は自然の一部である。もし万物が数的、幾何学的に正確に一致していたら、リアリティは時の中で結晶化してしまうだろう。
５ 芒 星
３−４−５の辺長比の直角３角形はペンタグラムの自然の構成物である。この直角３角形は通常、ストーンヘンジを含む世界中の巨石遺跡群の基本的なユニットとして存在している。
ＵＶＧ惑星グリッドの３角形は、ここに描かれているのが見て取れる古典的な３−４−５の直角３角形とほぼ同様な比率として見て取れる。
８つのＵＶＧ３角形は、正確に大ピラミッドの角度の倍になっている、縮尺したスケールの複製の創造と関係づける事ができる。
５芒星の各辺は、他の辺との関係においては完全なる黄金比率である。
