（０９）３次元限界の習得としてのアセンション

　人類にとってアセンションとは肉体的・心理的・精神的なボディの純化を通して３次元的な歪みを矯正するプロセスである。その意識の乗り物であるボディが宇宙的な真理原則によって整置される事で、そのエネルギー／振動レベルはこの次元の限界にまで増大し、その結果次なる高次のオクターブ存在へと量子的飛躍を成す。

　「エノクの鍵」やデュランバロウ・メルキーザディックをも含むさまざまな情報源は、アセンションの過程が５次元への到達を生じさせる４次元の高い倍音への短い滞在へと、我々を導いてくれるだろう。

　より高いそれらのレベルでは、我々の意識の乗り物は普遍的なキリスト意識の魂を経験し、果てしなく広がりつつける宇宙の生命システム内の不滅のユニットとして、我々の完全なる多次元で多重の人生の記憶にアクセスする事ができるだろう。

　それら４次元と５次元のリアリティにおいて、思考は即座に現実化する。それゆえにただ曇りのない完全なる存在のみが、それらの高次領域において自分自身を保つ事ができるだろう。完全なる存在であるとは３次元の犯罪・罪悪感・恐れ・２元対立の意識を超えている事である。完全になる事とは至高にして普遍の真理である愛・生命・光と自分自身を一つにする事である。

アセンションはテストか？

　大変興味深い事に、アセンションの最初のテストの一つは、我々が「神々」と呼ぶ存在に従順であるかどうかではなく、我々自身が宇宙の主権者としての責任を受け入れるかどうか、そして犯罪・罪悪感・恐れの幻想を用いて人間性を支配する方法を探している存在に対して、我々が自分自身にとってのリアリティを創り出す確たる自由意志を持つ存在としての責任を受け入れ、ありのままでＮＯ！と言えるかどうかにかかっているという事である。パラドクスの中のパラドクスは、絶対服従を要求し苦痛を与える神々もまた、我々の究極の自由への教師として立ち現れるという事である。

「たとえそれがゆえなきものと思えても、汝は我が求めに従え。我に逆らうだけの勇気と力を持つその日までそうするのだ。その暁には汝は自らの運命をコントロールできるようになっているであろう。」