ドリームスペル・レクチャーｉｎ名古屋は、最後の方にきて絶妙のリズムとテンポが出た蛙さんの話で盛り上がりつつ終わりを迎えた。そしてチョコボ氏が自分の時間を使ってこつこつ製作したと思われる、260と365の円形計算尺とでも言うべき銀河の羅針盤を無料で希望者に放出した。彼はホゼ・アグエイアス公認の「海賊版ドリームスペル・キット」という、パラドキシカルなネーミングの資料も持参・放出してくれていた。また高橋トール君の本や虹色蛙さん製作のリフィル版ドリスペシンクロノートにも希望者が殺到した。多くの人に喜んで貰えたので、今回のセミナーは想像していたよりもうまくいったと判断していいだろう。

　２次会は近くのファミリーレストランで行われた。東京よりも情報が少ないからだろうか、みな能動的に情報を吸収しようと熱心だった。また来てくださいと何度も言われて、その機会があったら必ずまた来ようと決心する私たちだった。
　東京では情報も玉石混交というか、情報が溢れていてかえっていて、かえって最も望むものがすぐ隣で行われていても気づかないような状態だが、地方だとフリーエネルギーでも気功でも、ヒーリングでもＵＦＯでも、ネイティブな英知でも科学的講演でも、それぞれ反発するでなく緩やかに共有してつながっているので、情報も効率的に流れているようだ。この辺は学ばなければならないところだろう。

　チョコボ氏と別れを告げて新幹線に乗り、帰京の途につく。車内で反省会を蛙さんとした後はまたもや爆睡。バスや電車の振動はなぜこんなにも眠りを誘うのだろう。蛙さんとも別れて最終的に吉祥寺に戻って来たのは夜の10時過ぎだった。
　疲れ気味の体をなだめすかすようにしつつ、井の頭公園を通ってテクテクとギャルリウィまで歩いた。ああこれでやっとゆっくり体を伸ばせるなと思ってドアの前に立つと、中は真っ暗で人の気配がしない。まさかと思ってドアノブを回すとカギが掛かっていて開かない。みんなして外出していて、まだ戻って来ていないのだ。
　　あっちゃー、こりゃあ寒空の下で野宿か？それとも吉祥寺デニーズあたりで朝まで過ごす事になるのだろうか？と思いながらうろうろしていると、井の頭公園駅の方からユニークな数人のシルエットが横並びになって歩いてくるのが見えた。まごう事なくＫ氏、Ｕ子さん、マーミ星人、カナメちゃんたちだった。今夜も寝具の争奪戦があるのだろうが、先ずは寒空の下で寝ないですむだけでも有り難いと思わなくてはなるまい。
　アクティヴ・ホームレス開始から170日目の夜････。

　　 ５(倍音)の月26日／ＫＩＮ１２６　　白い太陽の世界の橋渡し／Ｇ暦12月10日 or 19941210